アレキサンダー社が楽器の耐久性向上と容易なメンテナンスを可能にした新しいロータリーシステムをお届けします。 オイルの抽入方法はものすごく簡単。バルブキャップを外し、軸の表面の小さな穴に抽入するだけ。セルフサーキュレーション機能を持ったルブリケーションチャネルが毎日のメンテナンスを取り組み易くしてくれました。軸の表面に入ったオイルがむらなく広がることによって、楽器演奏時には、ロータリーのスムースな動きが得られます。 注入されたオイルは軸の端から端までスパイラル状の溝を通ります(写真1参照)。バルブキャップ側においては、オイルは軸の内部を通ることになります(写真3参照)。内部を通ったオイルは小さい穴を出てルブリケーションチャネルに達します(写真2参照)。オイルはルブリケーションチャネルを通って軸全体に行き渡りますが、演奏時にロータリーが動くことによってオイルが更に万遍なく軸の表面に行き渡るという効果を生み出します。また軸の内部通路に留まったオイルは抜群のロータリーの動きを保証するルブリケーションへのいわゆる貯蔵湖の役割を果たします。この機能はオイルの使い過ぎを防ぐことにも役立ちます。