前回取材させていただいてから約4年のうちに、メンバーの半数近くは入れ替わったが、依然としてメンバー数30人以上の大編成アンサンブルだ。メンバーが口々に言うのは「居心地の良さ」。実際、この人数の半数以上が続けていること、都合により一度辞めてから復活する人が多いことからもそれはよくわかる。
また、練習を拝見していても、これだけメンバー数がいるにも関わらず、一部の人だけでなく多くの人が発言しつつ、とても和やかに練習が進むことが印象的だった。
何よりも印象に残っているのは2007年、2008年と「かたつむりフェスタ」を主催し、2009年には日本ホルン協会主催のホルンフェスティバルにて、アマチュアの団体によるアンサンブルコンサートの運営を任されたこと。
2回の「かたつむりフェスタ」には首都圏のホルンアンサンブルを中心に東北や九州などの遠方からも、数多くの団体が出演した。
「やって良かったことは、数多くの団体さんと知り合いになれたことと、多くの方と一緒に演奏することで刺激を受けたことだと思います。得たものは多かったですが、やはり負担も大きく、現在は原点に立ち返って、我々の演奏レベルをきちんと上げて、発信しようじゃないかということで、今は対外的な活動は少し抑えています」と現会長の水上陽輔さんは言う。
練習は第2、4、5日曜日の午前中が基本。演奏会が近くなると、頻度は増えるそうだ。
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