アレキサンダーファン
2007年12月掲載
−会員所属団体の紹介− ここで吹いてます! アレキサンダーホルンオーナーズクラブ会員が所属するオーケストラ、吹奏楽、アンサンブルなどを紹介していきます。演奏会PR、団員募集等にどうぞご活用下さい♪
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鴻巣フィルハーモニー管弦楽団 鴻巣フィルハーモニー管弦楽団
こんな団体
鴻巣フィルハーモニー管弦楽団(以下、鴻巣フィル)は、2005年7月に設立された。2006年6月に第1回定期演奏会を行って以来、2回の定期演奏会と1回のファミリーコンサートを開催、来たる2007年12月9日が第2回ファミリーコンサートとなる。

鴻巣フィル最大の特徴は、弦楽器に「ビギナー部門」を設けていることで、子供でも大人でも、「まだ楽器を始めて間もないけれど合奏に参加したい」という人々に門戸を開いている。しかも、「ビギナー部門」の練習には「一般部門」の人々も参加し、サポートしてあげることで、合奏の楽しさを知ってもらおうという活動方針だ。
事実、第2回ファミリーコンサート(テーマは「THE 舞曲」)でも、前半はビギナー部門のメンバーも参加して比較的軽めの曲を演奏し、後半は一般部門のメンバーのみで、もうすこし本格的なクラシックの小品を集めている。

中村彰氏
ところで、鴻巣フィルの設立者は指揮者であり代表でもある中村彰氏と、副代表でありコンサートマスターの城氏。中村氏にお話を伺ったところ、「今までもいくつものオーケストラを経験して来ましたが、大学時代からオーケストラをやっていて弾ける人ばかりというケースが多かったのです。でも結婚して子供と一緒に弾けるような、そんなオーケストラが作りたくて、音楽至上主義ではなく、幅広い人たちと一緒に楽しめるような場を作るということがまず第一でした」と言う。
「音楽至上主義ではない」というのは、音楽をないがしろにするという意味ではなく、音楽を追求するあまり初心者がついてこられないような練習にしない、ということなのだろう。事実、親子での参加も多いそうで、雰囲気も非常にアットホーム。家族ぐるみで楽しめるオーケストラになっている。
ただ、「ビギナー部門」は現在でも希望者が多く、キャパシティの関係から現在は募集を中止しているという(一般部門は募集あり)。

団員は現在、両部門を合わせて91名。練習は月2回、第1と第3日曜日の昼間だ。中村氏によれば、団の目標としては、「全員が弾いていて楽しいと思えるような演奏を目指して行きたいですね。その上で、音楽性も少しずつ上乗せして行けたらいいと思っています」とのこと。

鴻巣フィルハーモニー管弦楽団

鴻巣フィルハーモニー管弦楽団



ホルンパート

創団当時は2人で始まったホルンパートだが、今は5人になり、「ひとまず十分な人数に達した状態」だそうだ。オーケストラ全体の雰囲気同様、非常にアットホームな良い雰囲気のパートだと感じた。5人中3人がアレキサンダーユーザーである。

ホルンパート





福嶌顕久さん
福嶌顕久さん
■使用楽器
アレキサンダー 103MBL
ウィルソン CS231GB
■主な使用マウスピース
ティルツ McWilliam3
アレキサンダー 9

mixiでAHOCの存在を知り、1年ほど前に会員になったそうだ。
ちなみに103は高校生のときから、すでに13年くらい使っているという。
「高校1年のときに吹奏楽部でトランペットを吹いていたのですが、自分自身トランペットの鋭い音が得意ではないと感じていたこともあり、ちょうど人が足りなくなったホルンパートに移ることになりました。性格的にもホルンの方が適しているなあと思って。実際に始めてみたら、やはりぴったりだったことがわかりました。
 その後先輩からペーター・ダムのモーツァルトのコンチェルトのCDを借りたのですが、それを聴いた瞬間に惚れこんでしまいました。『ホルンてなんて素晴らしいんだろう。この楽器を突き詰めてみたい』と思って。今でも、やはりダム先生の音色は、究極の目標です」
高校時代から「もっと上手くなるために」レッスンを受けおり、その先生から103を薦められて「やるからには良い楽器を持ちたい」と思って購入することに。
最近ではウィルソンも加えて、使い分けているとか。
「長くアレキサンダーを使っていたのですが、違う性質の楽器も吹いてみたいと思って。特にこのオケに入ってからは、自分自身に最も合うものを追求するという感じで、マウスピースなどもいろいろと試していますが、それも楽しみのうちです」
現在の夢は「海外のオーケストラに参加して演奏すること」と「オペラを演奏すること」だそうだ。



杉山弘政さん
杉山弘政さん
■使用楽器
アレキサンダー 301MBL、1103MB
Haagston(ウィンナホルン)
■主な使用マウスピース
JK W1DK

しばらく家で一人で吹いていて、「オーケストラに入ろうと思ってもホルンの空きがなかなかない」という状況のときに鴻巣フィルができ、まだホルンの空きがあったので「これは入るしかない」と思って入団したそうだ。
「このオケはまだ発展途上ですけれども、だんだんまとまってきたところです」と杉山さん。

お持ちのトリプルホルン301は約3年前に購入というから、かなり初期のモデルだ。
「もともとは103GBを使っていたのですが、上があまりうまく出ないのを楽器のせいにして(笑)、それを下取りに出して301にしました。でも、ハイF管を使っても、上の音が出ないものは出ないということがわかってしまったこともあり(笑)、重いので普段はあまり使っていません。でも、うちの娘もホルンを吹いていますので、ゆくゆくは娘にでも使わせようかとも思っています」
もともとウィーンフィルが好きで、ウィンナホルンもよく吹いているそうだ。
「実際に、前回の定期演奏会では『運命』をウィンナホルンで演奏しました!」



萩原和憲さん
萩原和憲さん
■使用楽器
アレキサンダー 103MBL
■主な使用マウスピース
アレキサンダー 8M、21

指揮(代表)の中村氏が高校の大先輩であり、声を掛けられて創団当時から参加している。それ以前から吹奏楽団にも所属しており、今でも続けているという。
「土曜日が吹奏楽団の練習で、日曜日がこのオーケストラの練習です。でも吹奏楽とオーケストラでは演っている音楽が全然違うので、練習に来るときにオーケストラの曲を聴きながら運転して来て、頭の中をオーケストラ・バージョンに変えてから練習に臨む、という感じですね(笑)」

「103は2002年の9月1日に手元に来ました。この取材の話があったので、手帳をひっくり返して調べましたよ。
 なぜアレキサンダーだったかと言うと、『アレキサンダーだったから』に尽きますね(笑)。やっぱりホルン吹きにとって憧れの楽器じゃないですか。だから楽器を買おうと思ったときに、他に何も考えずにアレキサンダー、それも103と思いました。試奏もしませんでした。
 実際に吹いてみたら、意外に扱いやすいというか、鳴らしやすいというか、そう感じました。音を出したときに楽器全体がビーンと震えるような感じがあって、それが心地良いですね」



岡田安弘さん
岡田安弘さん
■使用楽器
ハンスホイヤー
■主な使用マウスピース
アレキサンダー 5

鴻巣フィルの創団当時から参加している。
「これまで、別の吹奏楽団(北本市民吹奏楽団)を作って27〜8年そこで活動していましたが、最近は指揮をすることのウェイトが高くなっていたので、駅のポスターでこのオーケストラができることを知り、やはり楽器が吹きたいなと、応募しました。
 昔オーケストラに所属していたこともあるのですが、そこで一緒に活動していたのが今の代表(=指揮者)です。当時はあまり満足に活動できていなかったのですが、オーケストラで吹くことの緊張感が忘れられなくて」

「このオケはアットホームで楽しいですよ。指揮者が団長ということで言いたいことも素直に言えますし、良い意味でのアマチュアリズムがあると思います。できたばかりのオーケストラですが、メンバーもそれなりにしっかり集まっていて、恵まれていますよね」

ところで練習を拝見していたら、岡田さんは第2回ファミリーコンサートではホルン以外にも打楽器類や声の出演(?)など、様々に活躍されていた。本番も楽しそうである。



水口香住さん
水口香住さん
■使用楽器
ホルトン H-378
■主な使用マウスピース
ティルツ S8

子供のころから琴、三味線といった邦楽を演奏していたのだが、「同世代の友達ができなくて、吹奏楽部に入れば音楽という共通の趣味のある友達ができるかなと思って」中学校の吹奏楽部に入ったという水口さん。
「今でもお琴や三味線を弾くことはありますが、メインはすっかりホルンになっています」

やはりホルンに空きがあるオーケストラを探していたタイミングで鴻巣フィルを知り、入団されたとか。
「このオケは練習も和やかな雰囲気なのがいいです。お子さん連れの方も多くて、小さい子が前でバイオリンを弾いて、親御さんは管楽器を吹いたりとかということも多いですね。まるで家族の団欒の場になっています」
「それから、練習が隔週の日曜日なので、その間に自分の練習をしたりレッスンを入れたりとかできるので、私には合っていると思います」
ちなみにレッスンは、杉山さんの紹介で、地元のフリーランスの方に習っているという。「飯島さゆり先生という方で、ノイネッカーさんのお弟子さんです。うちの団員では福嶌君、杉山さんと私、3人が習っています」





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鴻巣フィルinformation
 
■第2回ファミリーコンサート
日時 2007年12月9日(日) 14:00開演
場所 鴻巣市文化センター「クレアこうのす」 大ホール
曲目
アンダーソン 「舞踏会の美女」「ブルータンゴ」「踊るネコ」
「サウンド・オブ・ミュージック・メドレー」
ポンキエルリ 「時の踊り」
バルトーク 「ルーマニア民族舞曲」
ボロディン 「ダッタン人の踊り」
指揮 中村 彰
入場料 一般500円、高校生以下 無料

ホームページ http://www.geocities.jp/kounosu_phil/
 



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