最初に書いたようにちゃんとした先生も教則本も存在しないので正しい持ち方すら存在しません。ですので比較的少ない個人的経験からの助言になりますが、右手は外周のパイプを握って人差し指を伸ばして指がマウスパイプに当たるくらいの位置を握るのが良いと思います。実際に人差し指を伸ばさなくても良いです。(写真5参照)もっと下を持つ方がいますがそれはやめた方がよいです。それは何故かというとホルンを吹くとき常に左手でプレスを自動的に調整しているのがワグナーチューバではなくなってしまってしまうからです。お勧めの位置なら右手で自由に調節できます。例えばアルプス交響曲の最後やブルックナーの7番、2楽章最後のロングトーンは非常につらいものです。 |
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写真5:ワグナーチューバの基本的な持ち方 |
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