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リヴィエール吹奏楽団は常任指揮者である佐川聖ニ氏(元東京交響楽団首席クラリネット奏者)とともに活動すべく、2005年5月に結成された若い吹奏楽団だ。メンバーも平均年齢は若く、20歳代が多くを占めている。結成当初は10人くらいだったが現在では45名ほどの団員が在籍する。しかし、パートのバランスが悪く、低音楽器と打楽器が少ないのが悩みだそうだ。
練習は基本的に週一回、場所は豊島区が中心。informationのとおり4月14日に第1回定期演奏会を迎えるが、これまでも豊島区の吹奏楽イベントに出演したり、老人ホームの慰問演奏をしたり、活発に活動してきた。特に2006年のアンサンブルコンテストは金管8重奏で出場し、初出場に関わらず予選を抜けて東京都大会に進出したそうだ。
まず団長の鈴木恭介さん(トランペット)にお話をうかがった。
「指揮の佐川先生とはもともと知り合いで、以前私がいたバンドにも客演で来ていただいたりしましたが、やはり『聴いている人に楽しんでもらえる。演っている人も楽しい』という佐川先生の指導方針に魅力を感じて、一緒にバンドをやってみたいと思ったのがリヴィエール吹奏楽団創設のきっかけです。
だからバンドとしても佐川先生の音楽に応えることが必要となりますが、まだまだ応えきれていないというのが実情ですね。第1回の演奏会も選曲などちょっと無理をしていますが、最初ですから何も守るものがないので、攻めています。そういうチャレンジングな部分を聴いていただければ幸いです」
常任指揮者の佐川聖ニ氏にもお話をうかがうことができた。
「練習は気難しくするのではなく、楽しくありたいと思っています。本番でも、まずプレーヤー側の充実感があってその上でお客さんに感動が伝わるような音楽をしたいですね。下手でもかまわないから、自分の気持ちを動かして演奏する。そういう演奏がしたいと思う人はぜひ一緒にやりましょう。興味がある方はまず、第1回の演奏会を聴いていただければ嬉しいですね」
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リヴィエール吹奏楽団のホルンパートは現在、正団員4人+友情出演(?)1人という構成。今度の演奏会でも精力的なプログラムの割には人数がぎりぎりで、皆さん「きつい」と口を揃えておっしゃっていた。入団希望の方はぜひどうぞ。 |
細川英行さん
■使用楽器
アレキサンダー 103MBL
■主な使用マウスピース
アレキサンダー HAN5
JK W2DM
唯一のアレキサンダー・ユーザーであり、AHOC会員。
103のベルは、特注でイエローブラス製で外側がシルバープレーティング、内側がノーラッカーという仕様も持っているという。
「きついと思って内側ノーラッカーにしたのですが、やはり吹いてみるときついですね。まだ本番では使ったことがありません(笑)。練習ではときどき使っていますが、同じ楽器なのに違う吹奏感というのが楽しいです」
実は、以前は「自分ではアレキサンダーは合わない」と思っていたらしい。きっかけは2003年のベルリン・フィルのホルン8重奏でシュテンファン・ドールの音を聴いたこと。
「そのとき『自分が求める音はこれだ』と思いました。後にマウスピースを選んだら、それが偶然にもドールが使っているのと同じものだったりして。こういうのもめぐり合わせって言うんでしょうね。
以前から周りにアレキサンダーを使っている人は少なかったですが、103を使っていて自分が本当に吹けているときは、ホルンパート全体を包むような感じがありました。転勤で前にいたバンドを抜けたときに、『お前の音がパート内の音をつないでいたということが、いなくなって初めてわかった』と仲間に言われたことが、何よりも嬉しかったです」
「岩手から埼玉に転勤になり、何団体か見学させてもらった中で、練習場所や時間などの都合と、やはり以前の楽団でお世話になったこともあった佐川さんと出会う機会があって、リヴィエール吹奏楽団を選びました。出身が東北同士という親近感もあります」
(細川さんは2006年10月のアレキサンダー社工房訪問ツアーにも参加。取材当日、時間の関係で撮影ができなかったため、上の写真はツアー中ローレライの崖の上で演奏しているところです) |
各務藍さん
■使用楽器
ヤマハ YHR-88IID
■主な使用マウスピース
ティルツ S8
現在パートリーダーを務める。
「ホルンという楽器の、裏で支えるという役割が私には心地良いです」という各務さん。「以前に所属していた吹奏楽団に佐川先生が客演でいらしたことがあるのですが、それ以来佐川さんの指揮で演奏したいとずっと思っていました。実際に活動を始めてみて、音楽性という意味で勉強になることが多かったです。サウンドとかリズムとかだけでなく、『どう歌うか』ということを重視しての指導で、実際にその方がやっていても面白いですから」
「団は若い人が多く、年齢の近い人が多いので居心地がいいです。パートとしては、誰かが強力に引っ張っていくのではなく、何となくまとまっているような感じです(笑)。今後はもっと人数を増やして一人一人の体力的な負担を分散させたいです」 |
平澤記明さん
■使用楽器
ヴェンツェル・マインル 205CL
■主な使用マウスピース
ティルツ S8
この楽団を作るときに団長に誘われ、現在副団長をを務める平澤さん。
「もちろん誘われたということはありますが、何より佐川先生の指揮でできるという魅力ですね。いままでいろいろな指揮者で演奏しましたが、先生の持っている音楽性をわかりやすく伝えてくれるところが素晴らしいと思います」
平澤さんは実はホルンを吹き始めて1ヶ月。金管8重奏で出たアンサンブルコンテストまではユーフォニアムを吹いていたそうだ。
「ここ1年くらいホルンをやりたいなと思っていて、先日思い立って楽器を買い、始めることにしました。ホルンの音が魅力的に感じたのが一番の理由ですね。
でも皆さんに迷惑かけてますし、佐川先生にも『ユーフォ続けていた方が良いんじゃない?』なんて言われたりして(笑)。実際、ホルンは難しいですね。でも、隣の人とハモっているという感覚が新鮮です。ユーフォではあまりなかったことなので」 |
本徳香吏さん
■使用楽器
ホルトン H-280
■主な使用マウスピース
JK 3CK
「高校を卒業してから3年くらい楽器を吹いていなくて、ずっと『どこかで吹きたいな』と思っていました。そんなときにリヴィエール吹奏楽団を団長の知り合いの先生から紹介されて入団しました。でも、ブランクがあったので調子が戻るまでが大変でした。私は女子校出身なので、団の雰囲気はだいぶ違いますね(笑)。音にも迫力が感じられます」
本徳さんは2006年のアンサンブルコンテストに出場したメンバーでもあったという。
第1回定期演奏会については、「人が足りなくて大変ですが、私はバーンズのソロを吹きますので、ぜひ聴いてください。あと、アンコールでもソロがあるので、楽しみにして下さい。うまく吹けるかどうかはわかりませんが(笑)」 |
鈴木明子さん
■使用楽器
ホルトン H-280
■主な使用マウスピース
ホルトン MDC
しばらく演奏活動はお休みしており、お子さんが小さいので、まだ本格的に参加されているわけではないそうだが、団長の奥様であり、もともと一緒の団にいた人も多く「ほぼ団員状態」だとか。今後どうするかはまだ考え中とのことだが、「一緒に吹いていて楽しい」という。
「今度の演奏会は、聴かせどころはたくさんあるのですが、まだできないのでがんばり中です(笑)」 |
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掲載の演奏会は終了致しました。最新情報は各団体にお問い合わせ下さい。 |
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■第1回定期演奏会 |
日時 |
2007年4月14日 (土) 17:30開場/ 18:00開演 |
場所 |
板橋区立文化会館(大ホール) |
曲目 |
バーンズ/交響曲第3番より
J.シュトラウス/喜歌劇「こうもり」セレクション
ウェーバー/クラリネット五重奏曲より(クラリネットソロ:佐川聖ニ) |
指揮 |
佐川聖ニ・瀬尾宗利 |
入場料 |
[当日券]1,000円
[前売券]800円 |
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