アレキサンダーファン
2011年09月掲載
−会員所属団体の紹介− ここで吹いてます! アレキサンダーホルンオーナーズクラブ会員が所属するオーケストラ、吹奏楽、アンサンブルなどを紹介していきます。演奏会PR、団員募集等にどうぞご活用下さい♪
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富山ホルニステン 富山ホルニステン
こんな団体

 富山ホルニステンは、アマチュアにはちょっと珍しい、メンバー固定の常設型ホルンカルテットだ。
 昨年、シンフォニア・ホルニステンのキャンプに4人で参加し、キャンプ最終日に「“ホルニステン”の名前をいただいてもいいですか」と許可を得て富山ホルニステンという名前になった。
 最初はキャンプのための臨時編成だったが、「このまま解散するのはもったいない」と感じ、そのままカルテットとして活動を続けることにしたのだという。
 そして現在は、本家同様、4人ともアレキサンダーを吹いている。


練習風景

 結果的に草野さん以外の3人は同い年で、高校時代、大学時代に演奏会や練習場などで、お互いに存在は知っていたという。特に田畑さんと大代さんは富山大学のオーケストラで一緒だった。

 富山ホルニステンは、清水さんが「ほるんず」、田畑さんは「高岡ホルンクラブ」のそれぞれ代表を務めるなど、いわば富山のホルンアンサンブルのドリームチームのような存在と言えないだろうか。
 その分、練習内容もシビアにし、質の高い演奏を求めているという。


高岡ホルンクラブと合同演奏の練習

高岡ホルンクラブと合同演奏の練習




メンバーの声

集合写真



田畑康志さん
 

田畑康志さん
■使用楽器
アレキサンダー 103MB(+E&A替管)
アレキサンダー 107GBL(ナチュラルF管付き・Bb1番直管)
アレキサンダー 308GBL
■主な使用マウスピース
ティルツ マックウィリアム1、同3、シュミット11、アレキサンダー4、他

 富山ホルニステンの渉外担当。
「本家のシンフォニア・ホルニステンにはメンバー全員が心酔しています。何より、アマチュアの立場をわかりながら、垣根なく接してくれるところです。ホルンキャンプ自体、参加するのは去年が初めてだったので、おっかなびっくり行ったのですが、行ってよかったなと思います」
「富山ホルニステンは、『見た目はおじさんですが、心は少年』という感じです(笑)。あと、メンバーそれぞれが指導する団体や所属する団体があって、それを背負っているのでそれなりの演奏をしないと恥ずかしいぞ、と思っています」

 代表を務める高岡ホルンクラブは、ある高校のレッスンを引き受けていた関係でそのOBを中心に結成。アンサンブルコンテストを軸に活動していたが、今回、シンフォニア・ホルニステンとの演奏会にも合同で出演することになったという。

 過去にはいろいろな楽器を使ってきたが、今はフルダブル、デスカント、トリプル3台ともアレキサンダー。
「やはりフルダブルの103は必要ですが、オーケストラでバロック・古典を演奏するときにはスリムで明るい響きの107を使い、ホルンアンサンブルに備えて308を中古で買いました。大学1年生のときに学校所有の古い103を吹いていたのですが、『歌えるように吹けるなあ』と感じていました。途中いろいろ吹きましたが、結局戻って来たという感じですね」




草野学さん

草野学さん
■使用楽器
アレキサンダー 103GBL
ヤマハ YHR-891GD
■主な使用マウスピース
ティルツ シュミット85、同75

 メンバー中最も若い、富山ホルニステンのリーダー。
「富山ホルニステンは、すごいメンバーだなと思います。皆さんは私より10年上で、30年以上吹いているベテランの方ばかりなんです。キャンプ以前から各メンバーとは接点があったので、『こういう人たちが集まったらすごいアンサンブルになるんだろうな』と思っていたら、実際に集まってしまった(笑)」
「アマチュアだからという変な甘えは持たないように心がけています。人前で演奏する以上は、真剣に音楽に取り組もうという姿勢は全員に共通していますね」

 この取材の3日前にアレキサンダーを購入し、富山ホルニステンが全員アレキサンダーで統一された。
「もともと欲しいとは思っていたのですが、以前は独特の吹奏感が合わないと思っていました。でも、他のメンバーが使っている楽器を吹かせてもらったら、その抵抗感が楽しいと感じ、アレキサンダーならではの音色というものがわかって来ました。
 実際に4人全員アレキサンダーで吹いてみると、溶け込むという感触を強く感じました。でも、それなりの息の入れ方をしないと楽器も応えてくれないということもわかってきましたので、もっともっと練習して、自分のものにしていきたいなと思っています」




清水米治さん

清水米治さん
■使用楽器
アレキサンダー 403S
アレキサンダー 107NB
■主な使用マウスピース
バック 10、アレキサンダー8、ベストブラス 5C

「富山ホルニステンは、3人が同い年なので感覚が近いというのがありますね。草野さんは若いけれど熱意は素晴らしい。ここでは田畑さんが音楽監督のような立場で、いろいろなことを言ってくれます。練習は何度も繰り返したり、かなり細かくやっています。
 私自身は、まず楽器を吹けるのが楽しくて、ちょっと難しい曲を吹けるようになるとそれで満足してしまうんですね。他のメンバーにはいつも引っ張り上げてもらっています(笑)」

 富山で活動する「ほるんず」の代表も務める。こちらは大編成のホルンアンサンブルで、レパートリーもポップスなどが多く、パートも決めず、集まって楽しむという趣旨。
「もともとはある人が“タイタニック・ファンタジー”をやりたいということで集まったのがきっかけですが、もう6年くらい続いています。ホルンの大編成アンサンブルって、吹奏楽団内ではなかなかできないじゃないですか。CDを聴いては『こんな曲やってみたい』っていうノリですね(笑)」

 以前からニッケルの107を使っていたのだが、楽器屋さんで新古品のような状態の403Sを見つけて半ば衝動買いだったそうだ。
「アレキサンダーの魅力はやはり音色ですね。太ベルの楽器では出ない音色だと思います。403Sは、103の持っている独特の抵抗感がないのが良いと思いました。特にこの楽器はF管の鳴りが良かったので。
 今はどちらかというと低音担当ですが、なかなか難しいですね。でもアレキサンダー同士のブレンドしやすさは感じますし、その中で403は比較的太い低音が出るところも良いと思います」




大代長五郎さん

大代長五郎さん
■使用楽器
アレキサンダー 103MBL(ノイネッカーパイプ仕様)
■主な使用マウスピース
Y-STAGE II(山岸博モデル)、バック 7

「去年シンフォニア・ホルニステンのキャンプに行こうということを草野さんから誘われて、行ってみると2泊3日のキャンプで曲を仕上げていく中で、だんだん欲が出てくるんですね。音楽的なレベルも上がって緊張も高まると『もうちょっとこういうことも出来るのではないか』とか。
 マインドとか志向性とかが4人似通っているところもあるので、一緒にレベルアップしていけるかなと思っています」

「仕事の関係で平日の夜はほぼ無理なので、金曜の晩から頭がオフの体勢に切り替わります。女房にはそっちがオンじゃないかと言われていますけど。土日にホルンを吹くために仕事をしているようなものですよ。
 吹奏楽団にも2つ入っていますが、土日は地元の子どもたちにボランティアで楽器を教えに行ったりもしています。自分が習ってきたものを返すという意味でも、努めてやるようにしていますね。それで、教えるということがあるので、まず自分自身がきちんとできるようにレッスンを受けたり、エチュードもじっくりさらうようにしています」

 アレキサンダーは今年の1月に買ったばかり。
「キャンプで103を吹いている東京藝大の女の子がすごく良い音をしていて、それを聴いて『103欲しい』と思いました。僕は二十数年間同じ楽器、同じマウスピースを使ってきたのですが、音色を追求するのに上級のホルンを持つべきだろうと。マウスピースも変えました。
 周りからは『すごく音が変わった』と言われました。ブリリアントな感じとか、矢のように音が飛ぶ様子とか。自分自身はもう少しウォームで包み込むような音を目指したいなとは思っているのですが。でも少しでもプロの方々の音に近づければいいなと思います。若い人から『嫌なヤツ』と思われるくらいに、密かにテクニックを磨きたいですね」





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シンフォニア・ホルニステン 全国ツアーin愛知&富山 シンフォニア・ホルニステン 全国ツアーin愛知&富山
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■「シンフォニア ホルニステンin高岡」に出演!!
日時 2011年10月15日(土)18時半開演
場所 富山県高岡市生涯学習センター(ウィングウィング高岡)ホール
曲目 バッハ/フーガ ハ短調、ファンタジア(富山ホルニステン)
イングリッシュ・マドリガル集(高岡ホルンクラブ)
リード/フランス組曲、ノイリンク/狩猟四重奏曲、ボザ/組曲、他(シンフォニア・ホルニステン)
入場料 一般1,800円 高校生以下1,000円
チケット ローソンチケット(Lコード:32129)
(有)ウィンズラボ 電話0766-25-9323
(有)ミヤコ楽器店 電話076-421-3135
 



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