白金フィルハーモニー管弦楽団(以下、白金フィル)は、明治学院大学管弦楽団のOB会の会長さんが亡くなった際、追悼ミサでの演奏をきっかけとして設立された。第1回の演奏会は1993年2月。以来、だいたい1年に1回のペースで演奏会を開催。今度の演奏会が第19回だから、間もなく20周年を迎えることになる。
白金フィル自体は通年で活動しているわけではなく、例えば今年は6月に練習を開始して10月が演奏会と、練習回数はそれほど多いわけではないが、パート練習など自分たちでできるところは自主的に練習するというスタイルだそうだ。
ただし、シーズン以外にも、春にアンサンブル大会も行なっている。これは、オーケストラとしての始動に向けての準備という意味合いもある。
指揮は明治学院大学のオーケストラもずっと振り続けている汐澤安彦氏。「アマチュアだからという言い訳をせず、練習は妥協のないもの」だそうだ。白金フィルのメンバーも、基本的に汐澤氏の教えを受けた人ばかり、というよりも、汐澤氏に魅力を感じて参加している人が多いという。
現在9割以上のメンバーが明治学院大学のOBであり、「それ以外の人については汐澤先生の薫陶を受けた方ということにしています。特に排他的というつもりはないのですが、やはりその方がまとまりやすいと思いますので。ですから、一般に団員募集ということもしていません」と運営スタッフは話す。
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