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MCは、プログラムノートも書いた熊井氏が担当 |
カルテット・ホーネッツは山岸リオ、日橋辰朗(以上、読売日本交響楽団)、豊田実加、熊井優(以上、神奈川フィルハーモニー管弦楽団)から成るホルン四重奏団で、2016年に結成され、翌2017年に第1回の演奏会を行なった。「ホルンの音がもっとも魅力的に響く四重奏をすることで、ホルンのサウンドをよりよくしていきたい」と山岸氏が日橋氏と話し、神奈川フィルの2人がそれに賛同した。2つのオーケストラのメンバーになったのはあくまで結果で、「音や音楽に対する価値観を共有できるメンバー」を集めたのだそうだ。
楽器も全員がアレキサンダー103を使用。団体名はホルンと「人と人とのつながり」を意味するネットワークを合わせたもので、スズメバチとは関係がない。そんなホーネッツが2021年2月26日、新大久保のスペースDoにて、5年ぶりとなる第2回演奏会を開催した。
メンバーが「こんな難しいアレンジに挑戦!」みたいなところには行きたくないと言い、「音を出してみて、ホルンとして一番良い音のする曲を選んだ」というプログラムは、基本的にホルン4本のために書かれた曲ばかりとなった。しかも、そのほとんどが20世紀に作曲されたものであり、すでにホルン四重奏のスタンダードと言ってもいい曲も多く集められている。 |