会場となった札幌大谷大学は札幌駅から地下鉄で3駅程行った静かな街並みの中に位置します。そんな札幌大谷大学で朝早く9:30から始まったフェスティバルは午前中に日本ホルン協会会員やアマチュア奏者、中高生向けのクリニック、そして故千葉馨氏生誕85周年を記念した「ロマンス」コンテスト、どこまで音を伸ばせるかロングロングトーンコンテスト等々、早くも盛りだくさんの内容!そして午後からはフェスティバル部門と題し、北海道のホルンについてのパネルディスカッションで歴史を学び、アマチュア団体や札響メンバーを中心としたスペシャルアンサンブルを愉しみ、丸山勉氏の艶やかな響きがホール中に響き渡ったブリテンに酔いしれ、これでもか!と言うぐらい充実したプログラムが並びました。そしてそして、メインは北海道にゆかりのあるプロ奏者4名によるシューマンのコンチェルトシュトゥック。札響メンバーを中心に特別編成されたオーケストラをバックに千歳市出身の井手詩朗氏(新日本フィルハーモニー交響楽団首席)、旭川市出身の西條貴人氏(東京都交響楽団首席)、札幌市出身の中島一之氏(国立音楽大学教授、元NHK交響楽団)、そして札幌交響楽団の橋本敦氏の4名が熱演。いや〜、これは凄かった!なんだか、ものすごい時間を経験してしまったのではと思わずにいられないほど圧巻の演奏でした。 |