アレキサンダーファン
2008年6月掲載
第31回 アレキファン的「ホルンの“ホ”」
アレキサンダーホルンオーナーズクラブ 第3回ミュージックキャンプレポート 遂にシュテファン・ドールがやってきたっ! 第3回ミュージックキャンプレポート
5月10日から12日までの3日間、静岡県掛川市にあるヤマハリゾート「つま恋」にてアレキサンダーホルンオーナーズクラブ第3回ミュージックキャンプが開催されました。過去2回はベルリン・ハンスアイスラー音楽大学のマリー・ルイーゼ・ノイネッカー教授を迎え開催してきましたが、今回はベルリンフィルハーモニー管弦楽団より首席ホルン奏者のシュテファン・ドール氏を特別ゲスト講師に招聘。日本人講師陣には阿部雅人氏、金子典樹氏(ともに新日本フィル)、久永重明氏(読売日本交響楽団)ら豪華な顔ぶれ。そしてドイツ・アレキサンダー社からはフィリップ・アレキサンダー社長、マイスターであり製造部門責任者でもあるラルフ・ガートナー氏も参加してくれたミュージックキャンプ。今回はその模様をレポートします! 第3回ミュージックキャンプレポート


 あのシュテファン・ドールがアレキサンダーホルンオーナーズクラブのミュージックキャンプにやってくる!その衝撃的なニュースが流れたのは今年の2月のことであった。定員20名に対して、募集開始後わずか1日足らずで定員に達し、即座に募集を締め切らざるを得ない程の反響であった。その日から指折り数えて90日余り。運良く参加資格を得たクラブ会員達は開催日を首を長くして待ち焦がれたことだろう。なんと言ってもベルリンフィルハーモニー管弦楽団と言えば、世界最高峰のオーケストラのひとつであり、そのホルンセクション8名はアレキ吹きからしてみれば憧れ以外の何物でもない。そしてその首席であるシュテファン・ドール氏はまさに雲の上の人である。そのドール氏がアレキサンダーホルンオーナーズクラブのミュージックキャンプに特別ゲストとして参加してくれるのだから、こんなに嬉しいことはない。我々、事務局スタッフもドール氏の来日を、「失礼があってはいけない、怖い人だったらどうしよう、、、」と緊張の毎日とともに待っていたのだ。しかしながら、そんな不安もドール氏に対面した途端に吹き飛んでしまうほどにドールさん(ドールさんと呼ばせて下さい!)は純粋にイイ人であった。




5月9日(金) キャンプ前日
 5月9日、同じくミュージックキャンプにゲストとして参加してくれたアレキサンダー社第7代目社長であるフィリップ・アレキサンダー氏とマイスター(製造責任者)のラルフ・ガートナー氏らとともに成田空港に到着したドールさんはバスにて東京シティエアターミナルに到着。そして「ジャパニーズフード」が食べたいと言うドールさんのリクエストに応え、事務局スタッフがオススメの日本食レストランに連れていくとネギトロ丼(茶碗蒸し付き)を見事にたいらげたのであった。その後は「少し練習がしたい」とのことで、アレキサンダーホルンの総輸入発売元であるヤマハミュージックトレーディング株式会社(当時)管楽器工房にて1時間半程、ウォームアップとリサイタル用の曲練習に励んだドールさん。長旅、しかも時差の厳しいヨーロッパから日本への移動の後にも関わらず、とてもタフである。夕方には翌日からのミュージックキャンプ会場であるヤマハリゾート「つま恋」そばの掛川駅に移動。その日は駅前で焼き肉に舌鼓を打ち、就寝となったのだった。






5月10日(土) 初日
 5月10日、いよいよミュージックキャンプ初日がやってきた。
天気は生憎の曇り空。午前中に掛川駅前の宿泊先ホテルから移動したドールさんは早速、講師演奏会やその後14日浜離宮朝日ホールでのリサイタルでピアノを務められる横山歩さんとのリハーサルに突入。午前中一杯を横山さんとのリハに費やしたドールさんは続々と到着する参加者や、ともにミュージックキャンプでの講師を務めて下さる阿部雅人氏、金子典樹氏や久永重明氏、そしてキャンプ中ドールさんの専属通訳を務めて下さるホルン奏者の刀根良子氏らとランチを取りながらミーティングをし、キャンプ開始に備えたのだった。

 午後1時過ぎ、遂に第3回ミュージックキャンプスタート。

フィリップ社長からご挨拶
フィリップ社長からご挨拶

開講式にて講師発表や諸連絡を行った後、早速ドールさんによる特別講座「ウォームアップ&デイリートレーニング法講座」がスタート。夢にまで見た人が目の前で基礎練習方法を教示してくれる。いきなりドールさんの目の前で「音を出してみて下さい」と言われても・・・緊張しちゃいますよね。

ドールさんが実演♪ 緊張しますよね、そりゃ。 自らの経験を語るドールさん。この講義は貴重です!
ドールさんが実演♪   緊張しますよね、そりゃ。   自らの経験を語るドールさん。この講義は貴重です!

さて、この講座の模様に関して講師の阿部先生がレポートして下さっているのでどうぞお読み下さいっ♪

アレキサンダーキャンプに参加して
 当日は朝から生憎の雨模様だったが、ベルリンフィルのシュテファン・ドール氏と一緒にアレキサンダーキャンプに参加できるということで、小生も小学生にでもなった気分で期待に胸を膨らませ、静岡県にあるヤマハリゾートつま恋に向かった。つま恋に到着すると、既にドール氏も到着しており、軽い挨拶の後、早速ドール氏のレッスンへと突入していった。

 さて肝心のレッスン内容であるが、シュテファンのレッスンは奇をてらう事無く、ごく当たり前のことを言っているのだが、さすが現役のベルリンフィル首席奏者の重みがある一言一言に、皆納得をせざるを得ない、といった感じであった。特に、彼が吹いてくれる音そのものに説得力があり、何気ない言葉も、その何倍もの重みを持ったというか、やはり演奏は何ものにも代えがたい。もちろん、皆なぜそのような音になるのか、プレイが出来るのかが知りたい訳なのだが、その方法がわかれば皆、彼のようなプレイが出来るのか!といった単純な答えになるべくも無い事は我々から見ても明らかである。世の中の超一流奏者には、やはり常人には真似の出来ない部分を持っているのであろう。彼と同じように(彼の言うとおり)したら、おそらく普通の(日本人)プレイヤーはバランスを崩すのではないかと正直思った。彼の鍛えている筋肉は半端ではなく、パーティの時にちょっと触らせてもらったのだが、腕や胸の厚みは、我々のゆうに倍はあろうかという太さであった。腕や胸板はホルンを吹くには関係ないかも知れないが、やはり少しでも無理に吹かない、という見地から、力があったほうが有利であろうと思われる。彼にとってはちょっとした力加減でも、それを普通の人間がなし得るには、相当な力が要るのは容易に想像が出来る。

 こう書くと、我々には到底立ち向かえない相手なのか、と無力感に苛まれるところではあるが、そればかりではない。彼が吹いてくれた音、そのものが大きなヒントなのである。私もレッスンをしていていつも感じるのであるが、方法そのものが問題ではなく、音のイメージを持つか否か、が問題なのである。そのイメージを持つことにより、方法の是か否が決定される。柔らかい音を出すにはこの方法、はっきりとした音を出すにはこのようなアンブシュアで、といったことが自然に生まれてくる。当然、ベルリンフィルの音を出すには、シュテファンの方法になってくるのだ。ウィーンフィル、シカゴ、ロンドン、世界には色々オーケストラがあり、そこにはその音を出すための奏法がある。我々は、ウィーンだベルリンだという枠から抜け出し、独自の音を構築するところに来ているということを、強く感じる機会となった。


 阿部先生ありがとうございました!!
さて、特別講座の後には3名の日本人講師による3グループに分かれてのアンサンブルレッスン、そしてドールさんの個人レッスンが並行してスタート。アンサンブルレッスンは1時間×3回が1クールとなっており、それぞれ受講生発表会用アンサンブル曲練習、日本人講師個人レッスン&自由練習、そしてとにかくアンサンブルを楽しもうと言う時間が設けられている。


阿部先生と一緒に♪ 金子先生と一緒に♪♪ 久永先生と一緒に♪♪♪
阿部先生と一緒に♪   金子先生と一緒に♪♪   久永先生と一緒に♪♪♪


待ちに待ったドールさん個人レッスン!
待ちに待ったドールさん個人レッスン!
 
 そしてドールさん個人レッスンは、一人30分の持ち時間でドールさんに現在練習中の曲や、それこそ基礎からレッスンをしてもらえる至福の時間。受講者は30分の時間内をここぞとばかりに有効活用し、ドールさんにあれやこれやを教えてもらい、それに対してドールさんは本当に真摯に懇切丁寧に指導を繰り返していた。

鏡を見ながら姿勢やアンブシュアをチェック。 ドールさんが親身になって! 極意を教えてくれました♪
鏡を見ながら姿勢やアンブシュアをチェック。   ドールさんが親身になって!   極意を教えてくれました♪


 初日は夕食を挟んで夜の8時半頃までレッスンが続いたが、これで終わりにしてドールさんも日本人講師の皆さんも宿泊部屋に戻られるのかと思いきや、翌日行われる講師演奏会のカルテット曲の合わせを開始。この3日間、ドールさんをはじめ講師の先生方のプロフェッショナルな姿には何度も感銘させられたのだった。


皆さん、さすがプロです。
皆さん、さすがプロです。






5月11日(日) 2日目
 キャンプ2日目がスタート。前夜遅くまでレッスンやリハーサルを行った疲れなど微塵も感じさせないドールさんは9時からのレッスンに備え、8時過ぎにはレッスン室入り。レッスン前に自らのウォームアップに取り組んでいた。まさにプロ!!

 午前9時より初日と同じようにアンサンブルレッスン、個人レッスンがスタート。
これらレッスンと並行して、アレキサンダー社マイスター、ラルフ・ガートナー氏が参加者の楽器メンテナンスを行ってくれており、参加者各自が時間を見つけてはガートナー氏に自らの楽器の点検を依頼していた。日頃しっかりとメンテナンスをしていないのか、ロータリー内部が汚れすぎている楽器もあり、ガートナー氏も苦笑いするぐらい。。。皆さん、楽器のお手入れは欠かさずに行いましょうね!う〜ん、似たような文章を前回も書いたような記憶が・・・

参加者ひとりひとりの楽器を丁寧にチェック。 こんなことまでやってくれました!
参加者ひとりひとりの楽器を丁寧にチェック。   こんなことまでやってくれました!

フィリップ社長、可愛い♪
フィリップ社長、可愛い♪
 この日は午後に参加者全員にアレキサンダー社フィリップ社長、ガートナー氏、そして日本人講師3名も交じってのレクリエーションが行われた。何を行ったかと言うと所謂「軽スポーツ大会」と言うもので、小さな木の箱を舞台に行うホッケーゲーム「BOXホッケー」やフリスビーを投げて得点を競う「RDチャレンジ」、そしてカーリングとボーリングの合体したような「ローンボール」。これら3つのゲームをフィリップ社長チーム(アレキカラーの緑組!!)、阿部先生チーム(赤組)、久永先生チーム(青組)、金子先生チーム(黄色組)の4チーム対抗で開催。それぞれなんでもないようなゲームにも関わらず(失礼!!)、意外と白熱。大きな身体で小さなスティックを手にホッケーに興じるフィリップ社長の姿は普通見ることが出来ないもの。また講師の先生方も一緒になってメンバーとのレクリエーションを楽しんでいた。

フリスビーをするマイスターの図。 金子先生ってサウスポー??
フリスビーをするマイスターの図。   金子先生ってサウスポー??


もうちょっとメンテナンスちゃんとやってくれないかなぁ、、、とボヤく(?)マイスター。
もうちょっとメンテナンスちゃんとやってくれないかなぁ、、、とボヤく(?)マイスター。
 少しの間ホルンを離れてレクリエーションに興じ、ちょっと疲れた身体を引きずりながらレッスン室に戻ったメンバー達はスペシャルイベント・講師演奏会の前にガートナー氏による「楽器の基本メンテナンス講座」を受講。時間中にはフィリップ社長から翌日の参加者発表会の際に全体合奏する予定のアレキサンダー社創業225周年記念楽曲「Cornissimo」の説明や、来年2009年のモデル103誕生100周年を記念した「全世界限定25本・103復刻モデル」の告知なども行われた。103復刻モデルに関する詳細はまた後日お届け出来るはず!往年のアレキサンダーファンならば誰もが手に入れたいと思うようなものになる予定だ。


ドールさんと横山さんの見事な調べ♪
ドールさんと横山さんの見事な調べ♪
 
 さて午後6時半からいよいよ待望の講師演奏会開催。
「つま恋」宿泊客に無料開放されたこのコンサートはキャンプ参加者を含め50名程度の聴衆が集まり、プライベート感たっぷりで勿体無いほど。1曲目はドールさんとピアノ横山歩さんによるシューマンのアダージョとアレグロ。艶やかに伸びるドールさんの音色に聴衆は酔いしれ、2曲目に登場した日本人講師トリオによるボワモルティエのソナタのさすがに息のあった演奏には感嘆の声が。3曲目はドールさんと横山さんが再度登場し、5月14日浜離宮朝日ホールで演奏する予定のポール・フレム“ホルンのための小品[ジャン・ドヴェミーのために]”をいち早く披露。そしてそしてプログラム本編最後の曲にはホルンが4人揃い、ピアノ横山さんとともにお馴染みヒューブラーのカルテットを演奏してくれました。ここで終わりかと思いきや!!事務局スタッフも知らされていなかったアンコールに、ボザの「ヘ調の4本のホルンのための組曲」の中から「狩り」を演奏。アレキサンダーサウンドが荘厳に奏でられ圧巻のフィナーレとなったのでした!これは聴けた人が本当に幸せって感じの演奏でしたよ!

ヒューブラーを高らかに♪
ヒューブラーを高らかに♪

息のあったトリオ! アンコールにボザの「狩り」
息のあったトリオ! アンコールにボザの「狩り」


 演奏会終了後は恒例の親睦会を開催。
フィリップ社長やドールさん、そして阿部先生、久永先生、金子先生からお言葉を頂戴し、皆で楽しく懇談!!2時間の懇親会中にはアレキサンダーグッズ争奪じゃんけん大会も有り、非常に盛り上がりました!全国各地から集まってきた参加者だけれど、今回のキャンプを機に新たなホルン仲間を得られたのではないでしょうか。実際に懇親会終了後も講師を含め参加者は夜遅くまで盛り上がっていたようです。

フィリップ社長、ガートナーさんらと ドールさんのサインもらっちゃいました!
フィリップ社長、ガートナーさんらと ドールさんのサインもらっちゃいました!
アレキケースにもサインもらっちゃいました。 金子先生からのご挨拶に聞き入るメンバー 2006年10月アレキ工房訪問ツアー参加メンバー集合!!
アレキケースにもサインもらっちゃいました。   金子先生からのご挨拶に聞き入るメンバー   2006年10月アレキ工房訪問ツアー参加メンバー集合!!






5月12日(月) 3日目
あっという間に最終日になってしまいました。
午前中、前日までと同じようにドールさん個人レッスンや日本人講師の指導のもと参加者発表会用アンサンブル曲の仕上げを行ったメンバーは最後の昼食を取った後、参加者発表会に挑みました。演奏曲目・演奏順は以下の通り。

金子先生クラス: ヘンデル/水上の音楽
久永先生クラス: R.ワーグナー/『トリスタン』ファンタジー
阿部先生クラス: 外山雄三/懐かしい昔(パッサ・テンポ)

阿部先生クラスのバッサ・テンポは2007年2月にアレキサンダーホルンアンサンブルジャパンが東京文化会館小ホールでの第6回定期演奏会で演奏しましたね。懐かしい!!ここでも阿部先生グループのメンバーは素敵な演奏を披露してくれました!もちろん金子先生グループも久永先生グループも2泊3日の短い期間にも関わらず、しっかりと仕上げられた意欲的な演奏を聴かせてくれました。
各アンサンブルグループの演奏が終わると、そのグループ担当の講師の先生方から一言ずつ講評をいただきました。3日間通しての練習の成果に対するものだけに、その温かい言葉にメンバーの感慨もひとしおの様子。

金子先生クラス♪ 久永先生クラス♪♪ 阿部先生クラス♪♪♪
金子先生クラス♪   久永先生クラス♪♪   阿部先生クラス♪♪♪


そしてそして最後にはお待ちかねの大合奏。前日に配られたCornissimo、正直あまり譜読みをする時間がなかったにも関わらず、もしかしてこのための来日?と思わせるぐらい立派なマイスター、ラルフ・ガートナー氏の指揮にドールさんも阿部先生、金子先生、久永先生、そしてメンバー全員が引っ張られ、高らかに艶やかに圧倒的な音量感を持って吹ききってくれました!!Cornissimoって本当にカッコイイ曲ですね♪

皆でコルニッシモを演奏♪ ドールさんらも一緒に演奏しました♪
皆でコルニッシモを演奏♪ ドールさんらも一緒に演奏しました♪
見事な指揮で引っ張ってくれました。 演奏後、挨拶をするドールさんと通訳の刀根さん。
見事な指揮で引っ張ってくれました。   演奏後、挨拶をするドールさんと通訳の刀根さん。


緑に囲まれて閉講式
緑に囲まれて閉講式
 
さて、以上ですべてのカリキュラムが終了!2日目から降り続いていた雨も止んだため、記念撮影を兼ねて閉講式を外で行いました。皆でアレキサンダーホルンを手に全体写真を撮影した後、フィリップ社長がキャンプ修了宣言を行い、3日間に渡ったミュージックキャンプが終了。参加者全員が別れを惜しみ、楽しかった3日間の思い出を胸に、帰路に着いたのでした。

それにしてもあっと言う間の3日間でした。
ドールさんの艶やかな音色、そして素敵な人柄に吸い寄せられ、参加者全員が心からキャンプを楽しみ、日本人講師の熱心なレッスンに全員が一生懸命打ち込み、フィリップ社長やガートナー氏の朗らかさに親しみを感じ、参加者全員が満足をしてくれた3日間だったと思います。

皆で記念撮影!!!
皆で記念撮影!!!

アレキサンダーホルンオーナーズクラブでは今後もアレキサンダーホルンを囲んでの楽しいイベントを開催したいと思っています。こんなイベントを開催してほしい!こんなゲストに来てもらいたい!などのご希望・ご要望がございましたらドシドシご意見をお寄せ下さいね〜♪



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