アレキサンダーファン
2005年08月掲載
アレキファン的「ホルンの“ホ”」

ホルンの“ホ”の字が絡んでいれば何でもアリ!
アレキサンダーファンの名物コーナー♪
普段知ることの出来ないホルンのことや、今更聞けない素朴な疑問、
直接ホルンとは関係のないことまで、とにかく何でもお伝えします。



 アレキファン的「ホルンの“ホ”」 第9回


ホルン奏者 私のこの1枚
ホルン奏者にお気に入りのCDやLPを紹介してもらい、
思い出や思い入れを語ってもらいます。
さぁ、レコード屋さんにレッツゴー!!!


 池田重一  大阪フィルハーモニー交響楽団首席奏者
『BRUCKNER, Symphony No.4』
ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」(ハース版)
EXTON  OVCL−00065


  私のホルン人生において大阪フィルと故朝比奈先生は切っても切れない間ですので、今回は敢えて大フィル+朝比奈でブルックナー4を取り上げました(古い思い出深いLPもあったのですが、阪神大震災により消失してしまいました)。朝比奈先生との思い出はここでは書き尽くせないほど多いのですが、一番印象に残っているのが、この曲の練習の時に万年42Kgの体重の私に「君も細くて小さいが、もっと自由に吹きなさい」と声をかけて下さいました。自由に吹けと言う言葉が私にとって大切な思い出として残っています。決して出来の良いCDとは思いません?が、当時の音を思い出せます。もちろん良い事ばかりではありませんでしたので、色々な種類の汗をかいた?思い出の1枚です。
BRUCKNER  TAKASHI ASAHINA
『BRUCKNER, Symphony No.4』
ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」(ハース版)
EXTON  OVCL−00065
 




PROFILE

池田重一 ●池田重一
大阪音楽大学、ドイツ・アーヘン音楽大学卒業。 1990年より大阪フィルハーモニー交響楽団首席ホルン奏者。1997年、ホルン小品集CDをリリース。ホルンを近藤望、ディビット・ブライアント、リカルド・アルメイダの各氏に師事。また大阪音楽大学、神戸女学院大学各非常勤講師として後進の指導にもあたっている。宮川彬良とアンサンブル・ベガのメンバーとしても活動している。





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