アレキサンダーホルンは、管の円筒状部分のボアとバルブのボアはちょうど12.1mmになっています。楽器の基本寸法は十分に試行され、最適なものが選ばれています。基本寸法の例外として、ラージベル仕様のモデル101とスモールベル仕様のモデル99、105があります。アレキサンダーホルンの基本的なベル径は310mmとなっています。寸法の精度は、精密な型を使用してホルンの各部位を測定することにより保証されています。すべてのアレキサンダーホルンをベルカット仕様（スクリューベル）にてご注文いただけます。その長所は比較的容易にホルンの運搬が出来ることにあります。使用されるスクリューリングは楽器本体とベルとの接続を特に配慮したものです。不慮に接合が外れることはなく、リングの煩わしい振動は完全に除去されています。ベルカット仕様にすることでの音質への影響については、未だに議論が続けられています。しかし、現在ではワンピース仕様と同じようにベルカット仕様を好むお客様が多くいらっしゃることも事実です。