楽器製造においては、適切な材料の選択が極めて重要になります。アレキサンダー社は最高品質の原材料のみを使用しており、これは長年に渡って信頼出来る供給者から購入し続けているものです。また、材料寸法に対する一般水準よりもはるかに厳しい姿勢は、アレキサンダー社の許容差がドイツ工業規格（DIN）に定められたものよりはるかに少ないという事実に表れています。アレキサンダー社の製造する金管楽器の原材料には、銅70％と亜鉛30％が含まれ緑がかった黄色に見えるイエローブラス、銅と亜鉛が85％、15%の割合で含まれ多少赤みがかって見えるゴールドブラス、そして機械的な強度を要求される抜差管や接続部分、支柱などには強靭なニッケルシルバー（洋白：銅といくらかのニッケルから作られ、色は銀色）、以上3種類の異なる合金が使用されています。ご希望によっては、楽器全体をニッケルシルバーだけで作ることも可能です。酸の影響で耐久性への要求が厳しいマウスパイプの材質に関しては、耐久性に優れたゴールドブラスを使用しています。