「メインがコンツェルトシュトゥックということで負担が大きいので、その前にデュエットをプログラミングしました。カルテットの演奏会ですが、こういう編成を入れることでバラエティに富ませることができたので、良かったと思います」と上間氏が言うように、おかげで五重奏あり、ピアノ伴奏のデュエットありと、新鮮なプログラミングとなった。
ターナーの五重奏曲《テトゥアンのカスバ》のために呼ばれたという勝俣氏は「以前、故・一色さんが下吹きをしていらっしゃった頃から、僕はファンとして聴いていましたし、常にJHQには興味を持ち続けていましたので、今回こういう形で参加させていただいたのは大きな喜びです」と話す。他のメンバーからも「今回、勝俣さんが入ってくれて本物の下を聴かせてくれるので、吹いている方としても楽しかったです」(山岸氏)というコメントが。「おかげさまで僕が4番を吹くのは、今回が最後になると思います」(西條氏)というのが意味深だが!? |