5月のAHOCキャンプでシュテファンと金子、阿部、久永でヒューブラーの《コンツェルトシュトゥック》を演奏したのですが、そのときの感動が忘れられないですね。「世界の最高レベルというのはこういうものか」と改めて実感しました。今回もAHEJのメンバーが、シュテファンとサラという2人に影響されないわけがないので、どういう響きになるのか自分としても興味があります。
また、AHEJ自体もメンバーの変更もあったので、これを機にこのアンサンブルがまた新しい方向に変わっていくのではないかとも思っています。アレキサンダーという楽器のサウンドというものはもちろんあるのですが、その中でも吹く人のカラーは必ず出ますからね。
今回の演奏会のプログラムで注目曲は、下吹きのためのソロであるノイリンクの《バガテル》をアレンジして、ピアノ伴奏のパートをAHEJが担当し、サラのソロで演奏します。「日本のサラ」と言われている野見山さんに、ぜひサラと共演をしていただきたいのですが。というよりも、これからはサラを「ドイツの野見山」と言いたい(笑)。 |